ロンドン交通機関の完全解説:観光客から長期滞在者まで安心した電車・バス・タクシー等の利用

ロンドン生活

ロンドンに在住している日本人のDiceです。ブログ更新が少し空いてしまいましたが、無事元気にしています。

このブログでは、便利ながらもやや複雑なロンドンの交通事情を紹介していきます。ロンドン市内は交通機関が発達していて、便利な移動手段が数多くありますが、運賃制度など日本の交通機関と異なるルールがいくつもあるため、全体像を整理したものを作成しようと考えました。少々長くなっていますが、必要な情報を順次確認する形で是非活用いただければと思います。

今回は、①ロンドンの交通機関の全体像を知りたい、②ロンドンの交通機関をお得に利用したい方に向けて、ロンドン交通ガイド完全版を紹介していきたいと思います。

ロンドンの地下鉄は、「Tube(チューブ)」の名で親しまれており、世界で最初に開発された地下鉄です。Tubeは全11路線で、路線ごとに色分けされています。運賃はゾーン制で決定されており、移動距離によって運賃が変わります。ゾーン1が市内中心部で、中心部から郊外に向かってゾーン2~6まで広がっています。基本的には、平日・週末ともに早朝5時頃から深夜まで運行していますが、金曜・土曜の深夜はVictoria LineやJubilee Lineなど一部の路線で24時間運行が実施されています。

Tubeの運行は、すべてTfL(ロンドン交通局)が管理していますが、各路線の清潔さや時間の正確性は異なります。例えば、Jubilee Lineは清掃頻度が高いですが、利用者が多い割に清掃頻度が少ないPiccadilly LineやCentral Lineは清潔さが保たれていない傾向にあります。また、Elizabeth LineやVictoria Lineは最新の自動信号システムが導入されていて運行間隔が短いため時間の正確性が高いですが、Bakerloo LineやNorthern Lineは古い信号システムを利用していたり分岐が多く運行管理が複雑なために遅延が生じやすい傾向にあります。

オーバーグラウンド (London Overground)は、ロンドン市内と郊外を結ぶ路線で、主に郊外や地下鉄が通っていないエリアをカバーしています。地上区間を走行するため、オーバーグラウンドという名称になっています。オーバーグラウンドは全6路線で、路線ごとに色分けされています。また、運賃はゾーン制で決定されており、移動距離によって運賃が変わります。Tubeと同様、基本的には、平日・週末ともに早朝5時頃から深夜まで運行していますが、金曜・土曜の深夜は一部の路線で24時間運行が実施されています。

オーバーグラウンドは2007年より運行が開始されており、ロンドン交通局が運営しています。Tubeと比較すると、車内はきれいでエアコンも完備しています。一方で、Tubeと比較すると運行頻度は少なく、概ね10〜15分間隔になっています。

以下の画像は、TubeとOvergroundを組み合わせた路線の全体像で、TfLのサイトから引用しています。

DLR(Docklands Light Railway) は、ロンドン東部を中心に運行される自動運転の軽量鉄道システムを採用しています。1987年にロンドンの再開発地区であるドックランズ地区のアクセス改善を目的に建設されており、カナリーワーフ(Canary Wharf)やグリニッジ(Greenwich)の地域をカバーしています。DLRは全3つの路線から6つの支線に分かれています。また、運賃はゾーン制で決定されており、移動距離によって運賃が変わります。Tubeと同様、基本的には、平日・週末ともに早朝5時頃から深夜まで運行しています。

DLRもロンドン交通局が運営しており、Tubeと比較すると車内は清潔で、運行頻度も4分〜10分おきと比較的高頻度で運行されています。一方で、自動運転システムを採用しているため、Tubeと比較すると駅員の数が少なく、また改札のないエリアもあるため入場と退場のタッチを忘れないように注意する必要があります。

トラム(Tramlink)は、ロンドン南部にあるクロイドン(Croydon)地区を中心に運行されている鉄道路線で、ウィンブルドン(Wimbledon)やベッケナム(Beckenham)、ニューアディントン(New Addington)、エルマース・エンド(Elmers End)まで繋がっている地上を走る路面電車となっています。運賃はゾーン制に準じており、移動距離によって運賃が変わります。また、Tubeと同様、基本的には、平日・週末ともに早朝5時頃から深夜まで運行しています。運営主体もロンドン交通局です。

ナショナルレイル(National Rail)は、ロンドンを含むイギリス全土の鉄道サービスを網羅する交通手段で、都市間移動に利用されています。キングス・クロス駅(King’s Cross)やパディントン駅(Paddington)など、ロンドンの18の主要ターミナル駅を起点として、郊外や地方都市へ向かう列車が発着しています。運賃は、乗車距離や時間帯、目的地によって異なりますが、レイルカードや事前予約で割引を受けることもできますので、各路線の公式サイトで事前に確認することをオススメします。基本的には、平日・週末ともに早朝5時頃から深夜まで運行していますが、一部の路線や都市間高速列車は、夜行列車として運行されています。ナショナルレイルは、ロンドン交通局ではなく、複数の民間鉄道会社が運営する列車サービスの総称で、国全体をカバーしています。

路線バスは、ロンドンの名物である赤い二階建てバス(ダブルデッカー)で、手軽で便利な交通手段として地元住民や観光客の間で広く利用されています。地下鉄や鉄道がカバーしていないエリアも網羅しており、24時間利用可能な路線も多いのが特徴です。電車と比較すると、移動時間は少し長くなる傾向にありますが、地下鉄などの他の交通機関よりも割安で、距離に関係なく一律£1.75で、乗車のタッチをしてから1時間内であれば、別のバスに乗り換えても追加料金がかかりません。また、デイリーキャップが£5.25で設定されているため、1日で何回利用しても£5.25を超えることはありません。ただし、ロンドンのバスは現金での支払いが不可のため、オイスターカードかコンタクトレスカードが必須です。ほとんどの場合はバス停にいれば停車してくれますが、たまにバス停にいても素通りされることがあるので、遅れたくない場合は手をあげてドライバーに合図を送るといいと思います。前方ドアから乗り、オイスターカードかコンタクトレスカードをタッチすることで乗車できます。バスによっては、USB電源コードの挿し口が用意されているものもあり、無料で充電することができます。

市内観光バスは、ロンドンの主要観光地を網羅するルートを走行しており、ガイド付きのツアーや音声ガイドもあるのが特徴です。昼間の観光ルートに加え、ナイトツアーやテーマ別のルートも提供しており、観光に特化したサービスを提供しています。運行時間は、午前9時頃から午後6時頃までの場合が多いですが、ナイトツアー用に午後8時以降に出発する便もあります。チケットはオンラインで事前購入すると割引が適用されることが多いので、あらかじめ購入するのがオススメです。乗車方法は、購入したチケットを提示して乗車し、各停留所での乗り降りは自由になっています。バスの屋上デッキから街並みを一望できるので、アトラクション感覚で乗車できるのも魅力的です。

長距離バス(Coach)は、イギリス国内の主要都市や観光地、さらにはヨーロッパ諸国へのアクセスも可能な交通手段です。鉄道や飛行機と比較して運賃が安く、特に早期予約でさらにお得な料金が適用されることが多いです。また、エアコン、Wi-Fi、USB充電ポート、トイレ付きであることが一般的です。主要都市へのCoachは早朝から深夜まで運行しており、長距離便や国際線は夜行便もあります。National ExpressやMegabusなど民間事業者が運営しています。

ロンドン名物ともいえるブラックキャブ(Black Cab)は、四角いフォルムが特徴のクラシックな黒い車体のタクシーです。車内は広く、5〜6人まで乗ることが可能で、スーツケースなどの荷物も積みやすい仕様になっています。ブラックキャブのドライバーは、「The Knowledge」と呼ばれる世界一難しいといわれる地理試験に合格する必要があるため、乗客は経路のリクエストがしやすく、観光名所について質問することも可能です。また、ドライバーは厳しいバックグラウンドチェックを受けているため、安心して利用できるのも特徴です。運賃は、初乗り料金は£3.8のメーター制で、深夜や休日は割増価格になります。現金に加えて、クレジットカードやデビットカードでの支払いが可能です。また、このタクシーのみ、街中で手を挙げて合図するだけで乗車可能です。車両上部の「TAXI」ランプが点灯していれば空車ということを意味します。

ミニキャブ(Mini Cab)は、ロンドンで広く利用されているタクシーで、流し営業は禁止されており、電話、ウェブサイト、専用アプリでの事前予約が必須の私営タクシーです。代表的な業者として、UberやBoltなどがあげられます。乗車前に運賃が確定するため、ブラックキャブのようにメーター料金で金額が膨れる心配はありませんし、一般的にはブラックキャブよりも安価な場合が多いです。ただし、配車依頼後のキャンセルは、キャンセル料金が発生する場合もあるため予約時に規約を確認するようにしましょう。また、小型車から大型車、車椅子対応車両まで、用途に応じた車種を選ぶことができます。ドライバーは「The Knowledge」の試験をパスする必要はありませんが、バックグラウンドチェックや車両点検が義務付けられており、ロンドン交通局の許可を受けた者のみとなっています。車両に認定ステッカーが貼られているので、ステッカーのない未認可の車両や白タクを利用しないようにしましょう。

サンタンデール・サイクルズ(Santander Cycles)は、ロンドン市内で展開されている自転車シェアリングサービスで、手軽に利用できる赤い自転車です。Santander銀行がスポンサーとなっているため、レンタサイクルにその名称が用いられています。ロンドン市内に約800カ所以上の駐輪場があり、駅の端末又はTfLアプリで解錠コードを取得・入力することで乗車でき、利用後は空いているドッキングポイントに自転車を戻して施錠することで返却できます。24時間内のアクセス料は£1.65で、1回30分までの利用であれば追加料金はなく、返却と利用を何度でも繰り返すことができます。ただし、1回の利用が30分を超えると追加料金が発生するので注意が必要です。サービスは24時間365日利用可能となっています。また、走行場所は日本よりも厳格で、基本的には車道や自転車走行が許可された道でしか走行してはいけません。たまに歩道に入ってくる自転車を見かけますが、よく歩行者に注意されています。

電動自転車(eBike)は、電動アシスト機能を備えた自転車です。Santander CyclesもeBikesサービスを提供していますが、街中ではLime eBikesをよく見かけます。利用方法は、専用アプリ経由で開錠し、指定の駐輪場で施錠することで返却できます。坂道や長距離移動に便利ですが、Santander Cyclesよりも料金が割高になる傾向にあります。走行ルールは自転車と同様です。

電動スクーター(e-scooter)は、小型モーターを内蔵した立ち乗り型の移動手段です。日本ではLUUPでお馴染みの移動手段ですが、ロンドンではLimeやTierがサービスを提供しています。ただし、日本と異なり、ロンドンでは特定の地域の公道でしか走行することが許されておらず、個人所有のeスクーターやその他の電動輸送手段を公道で使用することは違法となっています。街中での利用もたまに見かけますが、東京と比較すると利用量が少ない印象です。

リバーボートは、テムズ川を運行する船で、ロンドンアイやビッグベン、タワーブリッジなどロンドンの街並みを楽しみながら移動できる交通手段です。リバーボートの主要運行会社はUber Boat by Thames Clippersがサービスを提供し、ロンドン交通局が一部を管理しています。西ロンドンのパットニー(Putney)から東ロンドンのウーリッジ(Woolwich)まで運行しており、例えばウェストミンスターからグリニッジやカナリーワーフなどに向かうときに便利です。運賃は、オイスターカードで決済すると片道£5.6〜£17.3ほどで、他の交通手段と比べるとやや割高です。平日は午前6時頃(週末は午前8時頃)から午後11時頃まで、15~30分間隔で運行しています。強風や洪水時には運行が一時停止される場合があるため、注意が必要です。

ケーブルカーのエミレーツ・エアライン(Emirates Air Line)は、ロイヤルドック(Royal Docks)とノースグリニッジ(North Greenwich)を繋ぐ、テムズ川を横断する唯一のロープウェイです。カナリーワーフにあるロンドンの高層ビル群を上から眺めることができ、特に夜間はライトアップされていてアトラクションとしても楽しめます。1台につき最大10人まで乗車可能で、片道は約10分を要します。運賃は、オイスターカードで決済すると片道£4です。平日は午前7時頃(土曜は午前8時頃、日曜は午前9時頃)から午後10時頃まで運行しています。悪天候により運行が中止される場合があるため、注意が必要です。

ユーロスター(Eurostar)は、ロンドンとパリ、ブリュッセル、アムステルダムなどを結ぶ高速鉄道で、英仏海峡トンネルを通過していきます。出発駅は、ロンドン・セントパンクラス国際駅(St Pancras International)で、パリ(北パリ駅)には約2時間15分、ブリュッセル(ブリュッセル南駅)には約2時間、アムステルダム(アムステルダム中央駅)には約4時間で到着します。チケットは、座席指定はあるが食事サービスのないスタンダード、広めの座席で軽食と飲み物が付くスタンダードプレミア、フルミールの提供や柔軟な予約変更が可能なビジネスプレミアの3種類があります。運賃は、曜日や時間帯によっても異なりますが、パリへは片道£39〜、ブリュッセルへは片道£49〜、アムステルダムへは片道£50〜となっています。運行時間も行先によって異なりますが、午前6時頃から午後8時頃まで出発時間を選ぶことができます。長さ85cmまでのバッグを2つと1つの小さな荷物を持ち込むことができ、飛行機と違って飲み物も持ち込み可能です。ただし、出発時間の30~45分前に乗車手続きがクローズし、事前にパスポートチェックとセキュリティチェックがあるため、出発時間の1時間前には改札前に到着することをオススメします。

ロンドンには国際線・国内線を取り扱う主要空港が6つあります。長距離路線や大手航空会社を利用する場合はヒースロー空港(Heathrow Airport)、easyJetなど国際線の格安航空会社やヨーロッパ路線を利用する場合はガトウィック空港(Gatwick Airport)・ロンドン・スタンステッド空港(Stansted Airport)・ロンドン・ルートン空港・ロンドン・サウスエンド空港(Southend Airport)、国内線を利用する場合はロンドン・ルートン空港(London City Airport)を利用するとよいかと思います。ロンドン近郊のフランス、ベルギー、オランダはユーロスターでも行けますが、時期にもよりますがユーロスターより飛行機の方が安いケースも多いので、長距離バスよりは移動時間を短く、でも費用をできる限り抑えてロンドン近郊の国を訪れたい方は、飛行機を利用するとよいと思います。

ロンドンの電車の運賃体系はやや複雑なため、少し詳しく解説します。ロンドンの電車の運賃は、ゾーン制とチケットタイプによって決まります。ゾーンは1~9まで分かれており、運賃は距離に応じて変化します。また、入場時間がピーク(平日午前6時30分~9時30分、午後4~7時の間)とオフピーク(平日ピーク時以外の時間帯と休日)であるか否かによっても異なります。さらに、オイスターカードやコンタクトレスカード(非接触型IC付きのクレジットカードやデビットカード)を利用する場合、1日や1週間のうち、何回乗車しても上限運賃以上はかからないデイリー・ウィークリーキャップも設定されています。そして、1日、1週間、1か月、1年間電車・バス・トラムが乗り放題になるトラベルカードもあります。2025年2月時点のZone1からZone9までの移動に伴う運賃は、以下のとおりになります(LONDON DRUMのサイトから引用)。

一覧表を参考にすると、①紙の切符は割高なので、オイスターカードやコンタクトレスカードを利用すべきこと、②乗車タイミングはピーク時をなるべく避けるべきこと、③利用時の出発駅と到着駅にもよりますが、1日で複数の場所を訪問したい場合は上限キャップをうまく活用することで運賃が節約できること(デイリーならピーク時に4回以上の電車の利用でキャップに達し、それ以上の運賃はかからなくなります)、④デイリーやウィークリーは上限キャップが設定されているため、トラベルカードは1か月以上のものを購入しないとお得にならないこと(ただし、上限キャップまでの電車利用に加えて、バスも利用する場合にはデイリーやウィークリーのトラベルカードの方がお得になるケースもあるかもしれません)が読み取れます。日々の生活や観光であっても、交通機関は上手に利用したいですよね。是非一覧表を参照しながら、運賃を計算してみてください。

出発地がZone2以降の運賃一覧表を確認したい方は、LONDON DRUMのサイト(https://londondrum.com/transport/adult-train-fares.php)を参照してみてください。また、2025年3月には運賃の値上げが予定されていますのでご注意ください。

電車運賃の一覧表からもわかるとおり、紙の切符は割高ですし、バスの決済はカードのみとなっているため、電車やバスはオイスターカードかコンタクトレスカードを利用しましょう。オイスターカードとコンタクトレスカードは、どちらを利用しても運賃が変わらないため、観光での利用ならオイスターカードの購入は不要だと思います。一方で、長期滞在での利用なら、クレジットカードを利用していると為替・決済手数料がかさみますし、デビットカードの利用であっても盗難リスクの機会を減らすために、オイスターカードを購入するとよいかと思います。オイスターカードは、駅に設置されている券売機やカスタマーサービスデスクで購入でき、購入時に£5のデポジットが必要ですが、カード内の残高やデポジットの返金が可能です。ただし、残高が£10以下であれば券売機で現金による返金を受けることができますが、£10を超えた金額の場合はTfLの公式カスタマーサービスを利用する必要があります。

ロンドンでは、遅延や当日の運行の変更が頻繁に発生します。日本の交通機関は非常に正確な時間で運行されているため、Google Mapで検索した経路に従っても正確な時間に目的地に到着できますが、ロンドンでは日本と比較するとGoogle Mapが十分に機能していない傾向にあります。そこで、ロンドンではGoogle Mapよりもリアルタイムの運行情報(遅延やストライキ等)を「ある程度」のレベルで正確に反映しているCity MapperやTfL GOを利用することをオススメします。ただし、City MapperやTfL GOはロンドンの交通状況に力を入れているアプリのため、ロンドン郊外に出るとGoogle Mapと同じく、十分なリアルタイム情報を反映していない傾向にあります。イギリスでの経路検索の正確性は、日本と比較すると、現時点では一定の限界があると割り切るほかなく、今後改善されることを期待します。

主な注意点として、ロンドンの駅構内のエスカレーターの立ち位置は右側です。

また、路線にもよりますが、ロンドンの地下鉄は携帯やWiFiルーターの通信が通らない場所が結構あります。そのため、ルート検索や事前に調べておくべきことは、電波の入っている間にあらかじめ確認しておくことをオススメします。

また、日本とは異なり、乗客に迷惑にならない範囲で、電車やバスで電話をすることが可能です。同様に、電車やバスで飲食することも禁止されていませんが、匂いの強いものは避けるなど最低限のエチケットが必要です。

さらに、ロンドンはヨーロッパ諸国の中でも比較的治安がよいですが、日本と比較するとスリの事案が多いです。スリ事案は街中でのものが多く、電車の中では寝ている人をよく見かけたりもしますが(そのくらい電車内は普段安全な雰囲気ではありますが)、スリ防止のためにも一人のときはなるべく眠らないようにしましょう。

また、夜の遅い時間帯でのバスの利用については、特に中心地から少し離れると乗客がそれほど多くなく、より乗客が少ない傾向にあるバスの2階席にいると、トラブル発生時に助けを求めることができないおそれがあるため、1階席を利用するのがいいと思います。これまでトラブルに巻き込まれたことはありませんが、夜遅い時間帯の2階席は、経験上怪しめな人との遭遇率が昼の時間帯や1階席にいる時と比較すると少し高いです。

その他、ロンドンでは定期的に交通機関のストライキが発生します。ストライキ情報は、ロンドン交通局(TfL)のサイトやアプリで事前に告知されています。

いかがでしたでしょうか。

今回は、①ロンドンの交通機関の全体像を知りたい、②ロンドンの交通機関をお得に利用したい方に向けて、ロンドン交通ガイド完全版を紹介していきました。交通機関が豊富で便利なロンドンで、是非リーズナブルな形でフルに交通機関を活用いただければと思います。

また、ロンドンでの暮らしやヨーロッパの旅をYouTubeでもお届けしていますブログでは伝えきれない、動画を通じたリアルな体験や美しい風景、実際の雰囲気を感じていただけると思いますので、是非チャンネルにも遊びにきてください!

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