ロンドンに在住している日本人のDiceです。ロンドンの気温が日によって10℃くらい変わる難しい季節だと感じています。
このブログでは、ロンドンのお土産を探すなら絶対に外せない、主要デパートを紹介していきます。ロンドンには老舗デパートがいくつもあります。特にこの時期は、オーナメントやクリスマスグッズもたくさん販売されていて、クリスマスショッピングを楽しむことができるスポットとなっています。
今回は、①ロンドンのオシャレなお土産を購入したい、②ロンドンの主要なデパートを知りたい方に向けて、ロンドンの主要デパート厳選4選を紹介していきたいと思います。また、各デパートの様子はYoutubeでも配信していますので、是非ご覧ください!
ハロッズ(Harrods)
1834年にチャールズ・ヘンリー・ハロッド(Charles Henry Harrod)が創業し、200年近い歴史を持つハロッズ(Harrods)。創業当時は、ロンドン東部のステッピング・レーン(Stepney Lane)で小さな紅茶と食料品を販売するお店として始まりました。1849年に、現在の場所にあるナイツブリッジ(Knightsbridge)に移転し、高級住宅街の需要を満たす形で規模を拡大していきます。1883年の大規模な火災で店舗が全焼してしまいましたが、翌年のクリスマスシーズンには営業を再開するという驚きのスピードで復活を成し遂げます。
ハロッズは、「何でも可能にすること(to make Anything Possible)」を使命としており、この使命感から、自社開発製品を含めて様々な商品を取り扱っています。特に、何十種類もあるハロッズ限定のテディベアや、紅茶・クッキー・ワインなどの高級食品が有名です。また、クリスマスシーズンは数百種類のオーナメントも揃えており、店内を歩けば購入したくなるものが必ず出てくるほど、品揃えが豊富でデザインのいい商品が並んでいます。個人的には、ハロッズで販売されている商品は、ロンドンのデパートの中でも頭一つ抜けたセンスの高さ、と感じています。
また、商品だけではなく、店内は古代エジプトをテーマに装飾が施された「エジプシャンホール」など見どころの多い空間があるため、観光スポットとしても十分な魅力を有しています。ロンドンに訪れたなら、必見のデパートの一つです。せっかくなので、写真は今年のクリスマス仕様のものを掲載したいと思います。
Harrods
87–135 Brompton Rd,London SW1X 7XL
営業時間(※執筆時点)
月〜土 10:00-21:00
日 11:30-18:00
https://www.harrods.com/en-gb
フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)
1707年にウィリアム・フォートナム(William Fortnum)とヒュー・メイソン(Hugh Mason)が創業し、300年以上の歴史を持つフォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)。創業当時は、紅茶がイギリスで急速に浸透していった時期であり、フォートナム&メイソンは高品質の紅茶を提供することで評判を得ていきました。設立当初から王室との関わりが深く、ジョージ3世の時代に「王室御用達」として認定され、現在もその関係は続いており、店舗そのものが英国文化の象徴となっています。創業当初からロンドン中心部のピカデリー(Piccadilly)に設立され、現在もこの場所に本店があります。
王室御用達というユニークさから、高級感と格式を体現するブランドとして食品やギフトの品質に妥協しないことで有名です。特に、ワンフロアをまるごと占めるほど紅茶の種類が豊富で、「ロイヤルブレンド」や「エリザベス女王ブレンド」など、ブランド独自のブレンドが多数並んでいます。また、紅茶に合わせてビスケットやアフタヌーンティー用品なども充実しており、紅茶へのこだわりが徹底したデパートとなっています。クリスマスシーズンも、クリスマスオリジナルのブレンドティーやギフトセットが販売されています。
また、クリスマスシーズンには店の内外で華やかなイルミネーションの装飾を施しています。今年の店内の装飾は、銀色の松ぼっくりでした。また、外観は赤いアドベントカレンダーとなっており、窓に書かれた数字の日になると該当の窓が開く仕様になっています。鮮やかな赤いイルミネーションは、街の中でも一際目立っています。
Fortnum & Mason
181 Piccadilly, London W1A 1ER
営業時間(※執筆時点)
月火水木 11:30-20:00
金土 11:00-20:00
日 11:30-18:00
https://www.fortnumandmason.com/
セルフリッジズ(Selfridges & Co)
1909年にハリー・ゴードン・セルフリッジ(Harry Gordon Selfridge)が創業し、100年以上の歴史を持つセルフリッジズ(Selfridges)。単なる「買い物の場所」ではなく、「エンターテインメントの場」としての百貨店を作りたい、という想いから設立されています。創業当時から同じ場所で営業されていますが、当時はオックスフォード・ストリートは商業地区として発展途上にあった段階でした。1909年の開店時には、店内にライト兄弟の飛行機を展示し、大きな話題を呼んでいます。
商品は、高級ブランドから独立系デザイナーのものまで幅広く取り扱っており、顧客中心主義の下、多様な顧客層に対応することが意識されています。また、クリスマス商品も、他のデパートとは異なり、クリスマスに関連したおもちゃに力を入れているなど、多様な商品ラインナップが特徴的です。
商品販売だけではなく、アート展示、ポップアップショップ、限定商品の発売など、デパートの枠に収まらない新しい体験を提供しています。また、本店の外観は、ネオクラシック様式の大理石の柱が代表的です。「ショッピング=娯楽」という理念を持っているため、観光スポットとしても面白い場所です。
Selfridges & Co
400 Oxford St, London W1A 1AB
営業時間(※執筆時点)
月火 10:00-21:00
水木金土 9:00-21:00
日 11:30-18:00
https://www.oxfordstreet.co.uk/shop/selfridges/
リバティ(Liberty)
1875年にアーサー・ラセンビィ・リバティ(Arthur Lasenby Liberty)が創業し、150年近い歴史を持つリバティ(Liberty)。創業当初は、リージェント・ストリート(Regent Street)の小さなスペースで開業され、アジアから輸入した絹、扇子、陶器などの装飾品を中心に販売していました。リバティのオリジナルテキスタイルである「リバティプリント」は、1878年に初めて登場し、以来ブランドの象徴的な存在として人気を博しています。1924年に現在の黒と白のシックなデザインの店舗が完成します。
リバティは伝統を重んじているため、他のデパートと比較して、アンティーク家具や手作りの商品の種類が豊富です。華やかで煌びやかな商品を揃えているというよりも、伝統的なデザインのものが多く並んでいるため、イギリスが大事にしている「アンティーク」に最も合致した場所だといえます。また、クリスマスシーズンにはクリスマス商品の特設コーナーも設けられており、シックなデザインから可愛らしいものまで様々なオーナメントやクリスマスグッズが見てとれます。
商品以外にも、デパートはチューダー建築様式で黒い木材と白い漆喰壁によって造られており、伝統を感じることができながらも清潔感のある建物が特徴的です。
LIBERTY
208-222 Regent St, London W1B 5AH
営業時間(※執筆時点)
月〜土 10:00-20:00
日 11:30-18:00
https://www.libertylondon.com/
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、①ロンドンのオシャレなお土産を購入したい、②ロンドンの主要なデパートを知りたい方に向けて、ロンドンの主要デパート厳選4選を紹介していきました。厳選されたデパートで買い物をすれば、必ず欲しいものに出会うことができると思いますので、是非実際に行ってみてください。
また、ロンドンでの暮らしやヨーロッパの旅をYouTubeでもお届けしています。ブログでは伝えきれない、動画を通じたリアルな体験や美しい風景、実際の雰囲気を感じていただけると思いますので、是非チャンネルにも遊びにきてください!
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